HIYAMA MAGAZINE

2017.07.01 第32号

根面う蝕に!チェックアップ・ルートケア!!


日本の高齢化は世界に例をみないスピードで進行し、歯科医院に来院される患者様も、ご高齢の方が確実に増えてきています。そして、歯科保健医療の向上や 8020運動(80歳になっても自分の歯を20本以上残そうという歯科医師会の提言)や、健康日本21(21世紀における国民健康づくり指針)などによって、日本人の歯の保有状況は格段に向上しています。

このように、高齢化が進行するとともに残存歯数が増加していく現状から、歯周病と加齢による歯根露出に起因する根面う蝕や知覚過敏症への対応が、歯科界に求められる喫緊の課題になっています。特に、根面う蝕は歯の破折と喪失につながり、健康寿命を脅かす一因ともなるため、「根面う蝕予防」が早急に必要とされています。
加齢や歯周病によって歯肉が退縮し露出した根面には、う蝕ができやすくなります。その原因は象牙質とエナメル質の違いにあります。根面は軟らかい象牙質でできていて、エナメル質部分に比べて酸に弱いため、う蝕になりやすいのです。また、象牙質にはエナメル質に比べて有機質がはるかに多く含まれるため、有機質の分解・変性によるう蝕の進行という、エナメル質とは異なったう蝕進行の特徴もあります。

こちらは根面う蝕の予防に最適な歯磨剤です。フッ素がエナメル質と象牙質のう蝕を予防し、新配合のPCA(ピロリドンカルボン酸)が露出した象牙質の脱灰と有機質(コラーゲン)の分解を抑えてくれます。泡立ちが少ないので、ブラッシング後の洗口も少しで済みます。この少量洗口も大切なことなのです。せっかく口腔内にフッ素やPCAを取り入れても、たくさんの水でゆすいで外に出してしまっては効果が期待できません。そして研磨剤無配合ですので、ブラッシングによる象牙質の摩耗(すり減り)が少なくて済みます。
根面う蝕。気になりましたら是非使ってみてください。私たちも皆様の歯の状況に応じたアドバイスを心掛けていきたいと考えています。

(宇梶・沼田)

スタッフ自己紹介

皆様はじめまして。昨年の9月から勤務して半年になります、歯科衛生士の永野衣璃子です。院長先生には基本からもう一度事細かくご指導いただき、まだまだ不安定ですが、奮闘した毎日を過ごしています。先輩方も根気よく教えてくださり、毎日が学生に戻ったような気分です。
わたくしごとですが、最近私の言葉のなまりが一段とすごいと言われるのですが、少しでも気が抜けるとなまっているそうで・・・みなさんもそういう時がありますか?
至らないこともありますが、患者様一人一人に向き合い私自身も一緒に成長できればと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

趣味  ダンス

私のオススメ!1988 カフェ ショウゾウ

キャプション

今回私のおすすめは、那須塩原市に古くからある「1988カフェ ショウゾウ」です。
アパートの一室から始まり、増改築を重ねてきた空間は、どの席に着いても変わらぬ安らぎを与えてくれます。古家具が並び、焙煎機が置かれた一階や、窓からの光が心地よい、白壁にカラフルに椅子が置かれた二階北側フロア。お気に入りの場所を見つけたら、店の看板となっている一杯ずつハンドドリップでゆっくり抽出した、モカベースですっきりとしたコーヒー「森のブレンドG2」でリラックスしたひと時を過ごしてみてはいかがですか。

(堀越)

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